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子宮がん検診について|渋谷・神泉|目黒区の産婦人科|IRISレディースクリニック神泉

子宮がん検診について

1. 目黒区子宮がん検診ははじまります!

 今年も6月から目黒区子宮がん検診が始まります。他の区では年間を通じ行っているところもあるようですが、目黒区では毎年6月から11月までの半年間に、無料で子宮がん検診を受けることができます。対象となる方は、目黒区に住所を有する年齢20歳以上(4月1日から3月31日までの年度内に20歳以上)で、前年度にこの検診を受診していない女性(受診間隔は2年に1度です)のうち、職場等で受診する機会のない方です。受診券の発行は、5月末に区から一斉送付される場合と、ご自身で目黒区の健康推進課成人保健係へオンラインフォームやお電話(03-5722-9589)等でお申し込みをして取得する方法があります。一斉送付で受診券が届かず、2年以内に職場での子宮がん検診の予定がない方は、一度目黒区にお問い合わせ頂くことをお勧めします(目黒区民ではない方でも当院で子宮がん検診を受けられますが一定の費用がかかります)。

2.日本の子宮がん検診の受診率は低い!

 日本では毎年1万人の女性が子宮頸がんと診断され、毎年3000人の方が命を落とされています。私が大学病院に勤務していた頃、進行した子宮頸がんと診断されたまだ若い年齢の患者さんを担当させていただいたことがありました。その患者さんに付き添って、つらい検査や治療を受けるために、泣きながら一緒に大学病院の廊下を歩いた思い出があります。ずいぶん長い間、大変な闘病をされていました。でもいつも優しい笑顔を忘れず、辛い治療を弱音も吐かずに頑張って受けていらっしゃった姿は今でも忘れることができません。大変残念ながら、その患者さんは亡くなってしまいました。子供が大好きだった彼女はきっと、自分もいつかお母さんになりたかったと思います。まだまだ人生これからという時に、病に罹りどんなに無念だったろうと思います。彼女のことを思い出す度に、同じ女性としてこんなに辛い思いをする患者さんを一人でも減らしたい、自分にできることは何だろうと考える様になりました。そして私が行き着いた答えは、子宮がん検診を受けましょう、子宮頸がん予防ワクチンを受けましょう、そう皆さんにお伝えすることです。私はこれからも、自分の使命としてこの二つのことを皆さんに伝え続けようと思います。2019年の日本での子宮頸がん検診の受診率は全国平均で43.7%(20歳から69歳女性の過去2年間の受診の有無、国立がん研究センター調べ)と報告されています。さらに、コロナでがん検診の受診者数が1~3割程度減少したと言われています。子宮がん検診は、10秒もあれば終わります。できるだけ痛みが少なく検査が終わるよう工夫しています。今までがん検診を受けたことがない方はもちろん、2年以上検診の間隔があいてしまった方も、子宮がん検診を受けてみませんか?子宮頸がん予防ワクチンも当院でお受けいただけます(要予約)。今後ブログでも、子宮頸がんワクチンについても触れてみたいと思っています。まずは子宮がん検診を受けに、ぜひ当院までお越し下さい。

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