4Dエコー
当院では、最新の超音波機器VolusonE10を導入し、超音波専門医が胎児について詳細な検査を行います。4Dエコーでは、赤ちゃんをリアルタイムでより鮮明に見ることができます。たっぷりな時間をとって、お腹の赤ちゃんの動く様子や表情の変化をじっくりみてみましょう。あくびをしたり、お顔をかくしてしまったり、そんな赤ちゃんの様子をみて思わず笑ってしまうママも少なくありません。
他院で妊婦健診中の方も、当院で4Dエコーをお受けいただけます。当院ではエンジェルメモリーという動画配信サービスがご利用できます。胎児期からの赤ちゃんの記録をアルバムとして残したり、家族の方と共有することができます。
胎児心拍を確認してから、2、3週間で赤ちゃんはぐんと大きくなります。妊娠6週ではまだ小さく心臓の動きだけはわかる大きさだった赤ちゃんは、妊娠9、10週頃には頭や手足の区別がつくようになります。だるまさんみたいでかわいいですね。もぞもぞと動く様子がみられることもあります。お母さんの中にはつわりが出てくる方もいます。分娩予定日を決めたり、血液検査などの初期検査を行う時期でもあります。
胎児の体全体が映った画像が見られます。ママはまだ胎動を感じない時期ですが、お腹の中でクルクルと活発に動く様子が見られるので、嬉しさと同時に少しほっとする気持ちにもなります。お腹に赤ちゃんがいる実感がまだわかないパパに見てもらうのもおすすめです。
また妊娠11~13週は超音波マーカー検査が行える時期ですが、中でも妊娠12週台が最も検査が行いやすい時期です。検査をご希望の方はこの時期のご予約がお勧めです。
赤ちゃんも大きくなり、体全体を一つの画面に収めることができなくなります。お顔や足といった風に体の部位ごとにみていきます。妊娠初期に比べお顔がはっきりしてきます。性別がわかることもあります。妊娠20週前後の時期は妊娠中期胎児スクリーニング検査を行うのに良い時期です。通常の妊婦健診の超音波検査では観察しない、赤ちゃんの体の各部位を細かく見ていきます。何か気になる所見があった場合には、大学病院などの高次医療機関での精査へつなげることができます。当院では中期と後期に胎児スクリーニング検査を受けることをお勧めしています。
目鼻立ちがずいぶんはっきりとし、ほっぺたもふっくらしてきます。お顔が一番見えやすく、赤ちゃんらしい画像を見ることができる時期です。4Dエコーは妊娠期間のいつでも行えますが、妊娠27,28週頃が一番よいタイミングかもしれません。
ママのお腹がぐんと大きくなる時期です。赤ちゃんもぐっと大きくなってくるので少し見えにくい時期ではありますが、ぽっちゃりして赤ちゃんらしい可愛い姿が見られます。髪の毛が生えているのがみえたり、運がよければ目を開けている様子がみれることもあります。私も、ママと一緒にエコーをみるのが楽しい時期でもあります。また、妊娠30週前後は妊娠後期胎児スクリーニング検査を行う良い時期です。赤ちゃんが大きくなってくるので、妊娠中期ではわからなかった異常がみつかることもあり、当院ではこの時期にも検査をお勧めしています。
この頃になると赤ちゃんは子宮の壁にお顔を付けていることも多く、お顔が見えにくくなります。でももうすぐ実際の赤ちゃんに会えますね。ご出産に向けた準備も大変な頃ですが、ママは体調には十分気を付けて残りの妊娠生活を楽しみながら、ゆったりと過ごしましょう。当院での妊婦健診も終わりです。次からはセミオープンシステムの病院や里帰り先での健診が始まります。がんばって!